創造

 

 

 

 

先日、RIDE+SURF SPORTさんにい前から気になっていたサーフボードをテストライドさせて頂いた

 

 

Andrew Kidmanシェープの “GREEN”をテストさせて頂いた

エッジボードデザインのツインフィン、テイルはラウンドピン、長さは6’9”

ボトムは特徴のあるコンケーブで、どんな乗り味なのか興味がわくデザインである

なんともそそるサーフボードデザインである

Andrew Kidmanというアーチストが思い描き、考え、創るサーフボードは

一般的なサーフボードとは違うものを感じるのである

 

 

 

 

この日のコンディションは小さめの波ではあったが、梅雨時の大雨で出来た地形のお陰で

小波でもしっかりとした波で十分楽しめるのである

とは言っても、セットは腹〜胸あり、その波を乗ればアベレージサーファーであれば、もう最高である

 

 

 

地形が良いので、少し密集率高めだ

 

端っこから様子を見ながら、そのピークの空気に馴染むように皆が見逃した波から乗ってみる

 

やはり波のキャッチは早くてスムーズだ

小さい波でもグライド感を味わせてくれるスピード

ハルのようなツルーンと滑る、どこまでも滑っていくような感じでありながら

ターンもとても素直な感じである

6’9″あるとは思えない反応だ

 

 

 

そんな感じでこのピークにも馴染んできたので、そろそろ私もあのセットに乗りたいなと思ってきた

皆が乗りたいセットを乗るのは安易では無いが、ようやくそれっぽい?波をキャッチ

何本かそれっぽいのを乗って良い感触を掴む

 

 

少し群集から外れた所に、たまに入ってくるセットがあったので

そのセットを待つことにした

気長に待っていると、波に私の名前が書いてあるかのようにやって来た

周りには誰もその波を取りにくる者はいない

私のところへやって来る

 

焦らず慌てず

 

そんな波のパドルは2〜3漕いで波をキャッチで余裕の早い滑りだし

早い波のキャッチはバタバタとしたテイクオフにはならない

スムーズなテイクオフは優雅に乗ることを考えさせてくれるのである

 

滑り出しても余裕があるので、少し波が張って来るのを待つように溜めてからテイクオフ

 

波の面をできるだけ使うように意識をしてターン

 

とてつもないスピー度を感じながら、波のトップへ上る

 

そこではターンはせずそのスピードでハイラインを滑る

 

そしてまたそのスピードでボトムターンで、またもや加速する

 

カールから離れたのならそのスピードを生かして、気分はフルレールのカットバック

 

スピードがあるのにあの躊躇なく思いきったターンが出来る操作性は素晴らしく

『なんて気持ち良くさせてくれるんだ!!!!』と思ったのであります

 

そしてその波を乗り終えて、ゆっくりとアウトへ戻る私の顔は、、、緩んでいたと思う

 

これはもう、オーダーするしかないなぁと。。。

 

 

 

 

 

確かにこれはサーフボードなのだが、また違った独特な感覚を感じるのである

 

波に乗るのは同じなのだが、Andrew Kidmanというアーチストの感性を思えば

これはもう作品なのである、作品を乗るのである

そしてまた、そのボードに乗って作品となるのである

そんな気持ちにさせてくれるサーフボードである

 

 

 

サーフボードを作るという事は、職人の仕事で作るとなると思うが

私は”創る”と言う感覚ので制作しているサーフボードに乗っていきたいと再確認させて頂いた

 

 

 

サーフィンはフィジカルで競技にもなっているが

私は文化的でクリエイティブと捉えて、芸術的にやっていきたいと考えるのであります